Webサイトの効果を最大化するのに欠かせないのが「LPO」です。
LPOとはLanding Page Optimizationの略で、「ランディングページ最適化」のことです。

せっかく予算をかけてWeb広告を出稿しても、ランディングページの質が悪いとコンバージョンには繋がりません。
今回は、Webマーケティングのカギを握るLPOについてご紹介します。

ランディングページとは?

Landing(着陸)という名前の通り、ランディングページとは「ユーザーがサイトを訪問したときに、最初にアクセスしたページ」のことを言います。

正確には、サイト内のどのページでもランディングされる可能性がありますが、一般的に「ランディングページ」というと広告のリンク先に当たるページを指す場合がほとんどです。
例えばキャンペーンの案内ページや強化商品の特設ページなどがそれに当たります。

ランディングページの役割は、広告や検索エンジンなどから訪れたユーザーを効率よく囲い込むことです。
「ページ内で商品を購入させたい」「他のページに誘導したい」などランディングページ制作の目的は様々ですが、その目的にあったページに最適化することが、効果を最大化するポイントとなります。

ランディングページ最適化(LPO)ってどんなもの?

「最適化」という言葉ではイメージが沸きにくいと思いますが、LPOとは「効果をよくするためにランディングページを改善する」ことです。

改善といっても、必ずしも大幅なページ改修が必要なわけではなく、画像を差し替えてみるというのもLPOのひとつです。
簡単に変えられる改善ポイントをいくつかご紹介します。

メインビジュアルの変更

メインビジュアルとは、ページの一番上に入れる画像のことです。

Webサイトを訪れたユーザーは、およそ3秒ほどでそのページが自分にとって必要かどうかを判断すると言われています。
つまり、メインビジュアルは離脱率改善のカギを握る重要なポイント。
メインビジュアルとメインコピーを変更するだけで、ランディングページの効果が向上したという事例もあります。

導線ボタンの変更

・導線ボタンの色を変更する
・導線ボタンに入れる文言を変更する

たったこれだけで、ランディングページの効果が変わる場合があります。

導線ボタンはページ内で一番目立たせたい部分です。
ボタンのクリック率が低いようなら、色味や文言などを見直してみてください。

1ページ1メッセージにする

言いたいことを詰め込みすぎて、何をいいたいのかよく分からないページになっていませんか?
ランディングページは、1つのページに1メッセージが基本です。
目的を明確にして、不要な要素は思い切って削ってしまいましょう。

いずれの場合でも、複数のパターンを用意して、一定期間のABテストを行うことをおすすめします。

効果のあるデザインというのは、ターゲットや商材により異なります。
自社のサービスに合ったデザインを見つけて、適宜ランディングページの最適化を行っていきましょう。

ランディングページのKPI(指標)を設定しよう

LPOを行う際に重要なのが、評価指標の設定です。
LPOでは、最適化を行う前後でこの指標がどう変化したかを評価します。

例えば購入させることを目的にしたページであれば「コンバージョン数」「コンバージョン率(CVR)」が指標となります。
トップページやカテゴリページなど他のページに誘導することが目的のページであれば、「直帰率の低さ」や「閲覧ページ数」が指標となります。

LPOを行った際には必ず効果検証を行い、必要に応じて段階的な改善を行うことが大切です。
定期的な見直しで、より効果的なランディングページを目指しましょう。

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