普段インターネットを活用している方なら、誰もが見たことのある“バナー広告”。
バナー広告はECサイトにとって、とても重要な役割を持っています。
新商品や特集ページ、セールページなどに誘導し、回遊率を高めることで、新規顧客の獲得数や集客率は1.5倍~2倍と劇的に変化するケースもあると言われています。

楽天市場などのECサイトでも、キャンペーン情報が記載されたバナーやクーポンバナーなどをよく見かけます。
実際にECサイトの運用に携わっている方は、そんなバナーを制作する機会も多いのではないでしょうか。

メイン画像が無いと難しい?

新商品や特集ページに誘導するバナーなら、対象商品の画像をメインに据えて制作すると、傍目から見てもわかりやすいですよね。
一方で、特定の条件でポイントがGETできる…というようなキャンペーンや、対象商品の幅が広いクーポンバナーなどは、テキストのみで構成されていることが多いように思います。

決められた空間に情報を詰め込み、上手く配置させる…バナーを制作するうえでとても重要なことですよね。言葉で表すと簡単に思えますが、いざ作業を始めてみると文字だらけで見づらくなってしまったり、いまいち目立っていない、ということはありませんか?

簡単な工夫で印象が格段に変わる!

特殊な加工や素材を使わなくても、ポイントを押さえていけば誰でも効率よくバナー制作が進められます。
そのポイントを、制作過程とともにご紹介します。

情報を整理する

まずは必要な文言や要素を整理します。
文字数が多いとわかりづらいので、違う表現に変えてみたりして削っていきましょう。
トンマナは設置する場所も考慮したうえで、2.3色で構成するとまとまりが出ます。
制作者とは別にディレクターがいる場合は、予め設置場所を確認しておくとスムーズに作業に入ることができます。

まずはデザインやバランスは無視して、ただのテキストで置いてみるだけでOKです。
作成した後で「あの要素がない!」となる事態を防ぐこともできます。

重要な部分を強調する

セールやクーポンのバナーなら、割引率などにあたる数字の部分を大きく目立たせてみましょう。太字にしたり、色を変えるだけでも強弱をつけられます。

※わかりやすくするために他の情報を一旦非表示にしています。

ポイント部分にちょっとしたアクセントを入れる

期間や特典などのポイントには図形を使用したり、枠で囲ってみるといいでしょう。
同じ図形などでも、白抜きにしてふちを付けたり、グラデーションを掛けたりすることで様々なバリエーションで表せます。ぜひ色々と試して、比較してみてください。

背景や余白にデザインを加える

背景が単色での塗りつぶしだとなんだかのっぺりしてしまう…という場合には薄くパターンを敷いてみてもいいと思います。
ですが、高級感を出したいときにドットなどのパターンを使用してしまうとトンマナに合わなくなってしまうので注意しましょう。

バナーに限らず、余白はデザイン制作では欠かせないものですが、余白を空けすぎても却って画面が寂しくなってしまいます。
過度にならない程度に装飾を加えると、全体的にバランスも良くなります。

以上で完成です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はポップな雰囲気のバナーになりましたが、使用する色やフォントを変えるだけでも印象が変わります。
ECサイトによっては、短いスパンでキャンペーンやイベントが開催され、そのたびにバナー制作の作業が必要になってくると思います。

ベイクロスマーケティングでは、そんなバナー制作も含めたECサイトの構築や運用を行っています。
お悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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