ECサイト開業をお考えの方に、モール型のECサイト運営が、集客の面でかなり楽になることをご紹介します。
自社ECサイトを開業すると、最初に立ちはだかるのは、いかにお客様を店舗に呼び込むか?です。新規立ち上げのため、馴れないECサイト店舗運営の他、集客のための広告運営にも時間を割くことになり、運営業務は多忙と感じることと思います。
その点、モール型店舗の運営では、モール自体に顧客が集まってくる環境なので、集客でのアドバンテージがあると言えます。

大手モール型ECサイトとして名前が挙がるのは、楽天市場です。顧客数や店舗数も多く、安定したモール型ECサイト運営ができます。
楽天市場での安定した運営の件で、触れておきたいのが定期的な改修です。
ECサイト運営の中で、自社にピッタリのシステムで運営していきたい!と思うのは当然で、パッケージ型ECサイトを選び、開業する店舗もいると思います。ただ、独自に開発した店舗はカスタマイズ性が高いのがメリットですが、開発費がかかるデメリットがあります。
「1度組んでしまえば終わり」ではなく、国のルール変更・消費者のニーズに合わせてなど、改修が都度必要です。
その点、ASP型のECサイトの運営や、モール型のECサイトの運営であれば、改修・改善の面での費用が抑えられます。

大手モール型ECサイトである楽天市場では、改修のための費用を毎月店舗から少しずつ集めており、店舗運営がしやすく、消費者が買い物しやすい店舗づくりを目指し、改修が進められています。
ECサイトの運営で不安がある場合は、サポートも充実な楽天市場で、モール型のECサイト運営に馴れてから、自社ECサイトの運営を開始してみたり、他のモール型ECサイトのYahoo!ショッピングなどの運営を検討してみるのも手です。

楽天市場の運営・戦略発表:楽天EXPO

ECサイトの運営で、顧客対応や商品販売の業務のほかに、改修・改善も大事な業務であることをお伝えしましたが、今回は楽天市場での改修情報についてまとめます。
2022年7月21日に楽天EXPOがありました。これは、楽天市場が毎年夏に開催しているイベントで、「楽天市場のビジョンや戦略」についての発表や、勉強の場(楽天市場で成功している店舗運営者からの話や、有名企業の話)、楽天市場での運営ヒント・情報提供の場として、店舗運営者に向けて開催されています。
2022年度のEXPOでは、改めて従来スマホトップページ設定画面の終了と、GOLDページ利用ができなくなることの案内がありました。
そして実際に、2022年4月から運用を開始した店舗での効果。また、2022年9月以降の追加改善・拡充機能の案内も発表されました。
今回は、追加発表された改善パーツの情報と合わせて、スマホトップページの切り替えについて改めてご説明します。

楽天市場のECサイト (モール型) 運営者は確認!スマホトップページ

楽天市場では、2022年年内でスマホ版トップページが変更されます。これは、全店舗に影響がある改修です。RMS(管理画面)で設定するトップページだけでなく、GOLDページを利用している店舗にも影響があります。
楽天市場のECサイト (モール型) 運営者は、現在の自店舗の設定を見直しておきましょう。(※設定状況によって、対応期限が変わります。)
GOLDページを使ったトップページは、店舗独自の色が出せ、運営の幅が広がり、重宝していた店舗も多いかと思います。楽天市場では独自性を尊重しつつも、フォーマットの統一性を目指しており、今回ザインが変更になります。

「通常のスマートフォン用トップページを表示する」になっている店舗は、2022年10-12月(予定)までに新店舗トップページへの切り替えが必要です。また、「楽天GOLDで作成したスマートフォン用トップページを表示する」の店舗は、2023年下半期(予定)までに新店舗トップページへ切り替えた運営が必要です。

切り替えは準備が揃ってから作業をしましょう。一度新店舗トップページへ切り替えてしまうと、旧トップデザインに戻せないので、注意が必要です。
自社ECサイトを運営する場合は、トップページ作りは重要で、力をいれる必要があります。モール型のECサイトの場合は、消費者と店舗のファーストコンタクトが商品ページである可能性が高く、トップページのデザインが乏しい場合も、商品ページをしっかり作り込んでいれば、売上が作っていけるというモール型のECサイト運営のメリットがあります。
楽天市場での運営でも同じで、トップページは見られる機会は少ないです。しかし、今回の改修によって商品ページからトップページへの導線が強化されます。そのため、トップページがHTML知識なく作れるようになります。
ただ、今までGOLDページで運営していた店舗にとっては、他店舗と一緒のフォーマットの中で、いかに店舗独自の色を出して運営していくのか?考えていく必要があります。

楽天市場のECサイト (モール型) 運営者は要チェック!新スマホトップページのパーツ

新トップページ
看板
大画像
小画像
大バナー(共通テンプレート)
小バナー(共通テンプレート)
目玉商品(共通テンプレート)
タイトルパーツ
テキストパーツ
商品
商品(店舗内カテゴリ)
お知らせ
店舗内ランキング
商品レビュー
リンクエリア

新スマホトップページでは、上記のパーツを利用し、ページを構成・運営していくことになります。
事前に必要な画像や、構成をイメージしてから、設定に進む必要があります。各パーツは設定条件や推奨サイズがありますので、そのつもりで準備しましょう。

看板画像

共通エリアゾーンの最上部に表示される画像です。旧デザインの推奨看板サイズからサイズ変更されているので見直しが必要です。画像比は3:1で、推奨サイズは、幅1200px⾼さ400px。画像はGOLDではなく、R-Cabinetにアップしたもののみ設定可能。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

比率が3:1以外の場合、自動で中央トリミングされるので、比率にも注意が必要です。

大画像

大画像は最大10パーツ設置可能で、1パーツ内に最大12枚設置が可能です。縦置きだけでなく、横スクロール表示への切り替えも可能で、画像下にキャプション(全角30文字まで)設定もできます。推奨サイズは、幅1080px⾼さ168-1920px。画像はGOLDではなく、R-Cabinetにアップしたもののみ設定可能。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

特集や店舗のおすすめ商品、受賞歴などアピールしたいことを設置するのが良いでしょう。

小画像

小画像は最大10パーツ設置可能で、1パーツ内に最大12枚設置が可能です。縦置き、横スクロール表示への切り替えが可能です。画像と共に、画像下にキャプション(全角30文字まで)設定も可能です。推奨サイズは、幅540px⾼さ360-540px。画像はGOLDではなく、R-Cabinetにアップしたもののみ設定可能。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

おすすめしておきたい特集やセール、商品カテゴリ紹介など色々使えるパーツです。

大バナー、小バナー、目玉商品(共通テンプレート)

既存の共通パーツ大バナー、小バナー、目玉商品をトップページに設置可能です。それぞれ既存の1パーツ設置可能。

商品

商品ページへの直接導線を設けることができます。パーツは最大5個設置可能で、1パーツ内で商品を1~12個設定可能です。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

商品管理番号で呼び出し、商品画像と商品名、販売価格が自動で読み込まれます。在庫がない商品、倉庫商品は表示されません。

商品(店舗内カテゴリ)

カテゴリ導線を設けるためのパーツです。最大で5パーツ設置可能で、1パーツ内で最大1~12商品まで表示できます。表示させる商品の数は1~12の間で指定して表示が可能ですが、どの商品を表示させるかは「新着、レビュー件数、レビュー評価、価格が安い・高い、標準」から選ぶことになります。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

表示順などカテゴリごとに臨機応変に変えつつ、できるだけおすすめ商品が出る順番で調整しましょう。

タイトル

パーツとパーツの間に、見出しとしてテキスト(タイトル)をいれることができます。パーツは最大25個。1パーツ全角12文字設定が可能です。改行やHTMLは非対応。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

商品パーツの前に、おすすめ商品や新入荷商品など、見出しを出すときに使えます。

テキスト

パーツとパーツの間にテキスト説明を入れることができます。パーツは10個まで設定可能で、1パーツ全角1,000文字まで設定できます。改行は反映されますが、HTMLは対応していません。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

見出しの下に入れて使うのに良いパーツです。リード文を設置して、お客様の興味を引きましょう。

お知らせ

テキストでお知らせを表示できます。リンクを設定して、テキストリンクにすることもできます。リンク設定なしや、テキストを表示させるなど、タップした時の動作を変更可能です。
パーツは最大10個設置でき、1パーツ内で10個見出しを設定できます。見出しは全角30文字設定できます。タップ時、テキスト表示をさせる場合のテキストは、最大全角1,000文字までです。このテキスト内の改行は反映されます。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

一時的なお知らせ情報を表示させるのに使います。

店舗内ランキング

店内での売上上位商品を見せることができます。パーツは1パーツのみ設定可能です。アプリの場合は、「すべてを見る」が表示されます。

商品レビュー

商品レビューパーツは1個設定可能。レビューは3~5件、新着順に表示させるパーツです。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

悪いレビューも新着順で出てしまうので、注意してください。また、化粧品や健康食品ジャンルなどはレビュー表示ができないので、事前に非表示ジャンルについて確認しておきましょう。

リンク

テキストリンクを設置できるパーツです。パーツは1個設置可能で、1パーツで10個設定でき、1リンク全角16文のテキストを設定できます。

楽天市場、ECサイト(モール型)、店舗運営者様へのアドバイスポイント

プライバシーポリシーなど、長期的に設置しておくリンクに使えます。

2022年9月に予定されている楽天市場の追加改修

楽天市場のECサイト (モール型) 運営者様であれば、楽天ECC様からの勧めで、楽天EXPOへ参加された方も多くいると思います。戦略共有会での追加改修についても確認されているかと思いますが、改めてまとめます。
2022年9月に、注目キーワードと、クーポン、おすすめ商品がトップページに設定できるパーツとして追加予定です。
また、RMS側でパーツごとに分析もできる予定です。
2023年にはPC版のトップページ運営についても、改修の話がでております。スマホ同様切り替えについては、期間が設けられるはずですが、PC版も変更になることを考えておく必要があります。

2024年まで発表あり!続く、楽天市場の改修

楽天市場では、2024年頃までの改修の予定が発表されており、店舗運営側での対応も同時に控えている状態です。

楽天市場での店舗運営の良さは、自社ECを運営するよりも、集客の面で困りにくいことにあります。楽天市場という大きなモールに根付いたお客様が、楽天市場で開催されるイベントのたびに、集まってくれるからです。また、楽天市場の場合は、かなりの頻度で改修が入ります。実は、普段楽天市場では「利便性向上のためのシステム利用料」という名目で、月間売上の0.1%の費用を支払っています。
店舗運営者様はご存知でしたでしょうか?
店舗運営者様から支払われた金額分、楽天市場は常に改修に向けて動く必要があります。
楽天市場で店舗運営している限り、楽天市場での改修に対して作業が発生することも意識する必要があります。楽天市場ではイベントが頻繫に開催されますので、イベント対応だけで忙しいと感じている場合、改修による対応作業は、店舗運営者様の中でお手間になっているのではないでしょうか?
楽天市場イベントの忙しさや、改修時の的確な対応、切り替えタイミングに不安があれば、運営代行を検討してみてはいかがでしょうか?

いつまでに行うべき?新スマホデザイン

楽天市場では、改修時に切り替え猶予期間があります。モール型のECサイト運営のメリットであるイベント対応など、日々の運営業務が忙しい店舗もいますので、切り替えまでに期間が設けられます。
店舗運営者様より、期間まで猶予があるからこそ、切り替えタイミングに迷っているという声をよく聞きます。
楽天EXPOでは、楽天市場で4月にトップページを切り替え、1カ月運営した店舗では、+5.2%ページビューが増え、単価が+3.8%アップし、商品からトップへのページ遷移が+6.5%増えた…と数字の報告がありました。
長く楽天市場の店舗運営をされている店舗様ならお気づきかもしれませんが、楽天市場などのモール型のECサイトの店舗は、お客様のランディングは商品ページです。トップページはそこまでアクセスはありません。すぐ新デザインに切り替えられた店舗様限定の数値ということもあり、予測になりますがHTMLが苦手だった店舗様の場合は、HTMLの知識なくページを構築でき、利便性が上がり成功したと思われます。現在のトップページがある程度作り込み運営できている店舗は、慌てて切り替える必要はないと思われます。ただ、いつ変えてもいいように準備が大切です。

まとめ

ECサイト開業をお考えの方に、集客の他、改修・改善に意欲的なモール型ECサイトの楽天市場の、最新改修事情についてご紹介しました。
また、楽天市場のECサイト (モール型) の運営者様にも確認いただきたい「スマホトップページ新デザインへの切り替え」タイミングやパーツ情報についてもまとめました。
切り替え時期については、急ぎ対応の必要性は見いだせない状況です。ただ準備は進めておきましょう。
楽天市場と連携しているSUMAOU!などのツールで運営されいてる店舗は、iframeが使えなくなるため、ツール側の開発待ちの状況かと思います。
楽天市場では2024年までいろいろな改修が控えています。商品登録の方法なども変わってきます。毎日の業務運営が大変だな。イベント運営だけで楽天市場での店舗運営が終わっているな。楽天市場での改修対応が難しとと感じている場合は、すべてを解決できる運営代行サービスを検討するタイミングではないでしょうか?

また、ECサイト開業をご検討の方で、ECサイトの日々の業務でサポートが必要そうだなと感じた場合は、最初から運営代行でサポート体制を組んで、楽天市場で開業することをご検討ください。
ベイクロスマーケティングでは、楽天市場でのモール型ECサイトの運営や、楽天市場内広告の入稿対応、売上改善のための運営施策提案、レポート作成、そして楽天市場の改修によって発生する対応サポートも行っています。少しでも店舗運営での「大変」を感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
ECサイト構築・運用について

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