綺麗なサイト、かっこいいサイト、ああしたいな、こんなのはどうだろう…。
普段デザインをするにあたり、どのように考え、作っていくでしょうか?
デザインからコーディング、一人で一貫して行うなら直面しないかもしれませんが
デザインのみを渡すことになった際や、データを受領した際などに気がつく
気をつけていきたいポイントをあげていこうと思います。
レイヤーの整理
- レイヤー名をつけ、分かりやすくする
- 要素ごとにフォルダ分けをする
- 未使用・非表示レイヤーは削除する
ついつい私も、自分しか触らないし触ればわかるから、と
時間短縮も含め蔑ろにしてしまう作業ですが、いざ人に触ってもらうとなると、話は別!
不要なレイヤーが大量だったり、自動選択で思った所が
選択されないけれど、名前がついていないからどこなのか手探り…
もし私がやられてる側であれば「どうなっていやがる…」とダメージを受けます。
スライス(切り出し)作業からお願いする場合や、クライアントへ渡すことになった際には
きちんと整理をしておかないと、受け取った側の作業コストは膨れ上がってしまいます。
思いやりの心をこめて、整理していきましょう。
RGBで制作する
- PhotoshopやIllustratorのカラーモードを確認する
ごく稀に、イラストレーターで作られたデザインカンプが「CMYKだった…」ということがあります。
WebではRGBですので、この場合、デザイナーの思い描いていた色は
再現できないことになってしまいます。
まだトップページだけ…という段階であれば、RBGへの変更は可能ですが、
多くのページが完成してしまっている段階では、
時間がかかってしまい、納期などによっては調整が厳しくなります。
CSSを指定する要素にフィルター効果を使わない
- 乗算・オーバーレイを使用をしない
- 透過して色味の調整をしない
- 明度や彩度の補正フィルターを使用しない
効果やフィルターを使用しての色指定は、
css指定するにあたりカラーピッカーで色をとってきたりしなければなりません。
また、何色が使われているのか、実際にこの色の指定なのか、という調べ物も増えてしまいます。
コスト削減のためにも、css指定したい色が明確に、
すぐに分かるように作るように心がけたいですね。
要素(部品)の統一を意識する
- ボタン加工の仕方を統一する(サイズやシャドウ効果)
ファイルごとに個々に加工されている場合や、サイズが微妙に異なったりするケースは
作業効率が悪くなることは勿論、ユーザーの見辛さにも繋がりかねません。
同じパーツの場合は、できるだけ統一して使用しましょう。
実寸でデザインする
- 最小単位は1px
- mmで作るのではなくpx指定で制作する
- 実寸サイズで制作する
基本的なことかもしれませんが、カンプがIllustrator納品で単位がmmだった、ということも
珍しくはありません。また横幅サイズも割り切れる数字ではなく、1001pxだった…など
ちょっとしたハプニングになっちゃいますよね。
mmの単位指定だった場合、実寸とも異なってきますから、
縮小するのに時間がかかり、文字サイズはどうか、余白はどうかのチェックなど、
作業時間は膨れ上がる一方です。
さらに、Illustratorでは小数点以下のサイズが普通に指定できてしまうので
使用されているケースもありますが、こちらも調整に時間がかかってしまいます。
まとめ
もっと気を付けたいポイントはありますが、今回は5つにしぼってご紹介しました。
ただ私は個人で使うだけと思うと、途端に手癖だけのデータを製造してしまうので気をつけていきたい所在です。
もちろん、些細な疑問でもコミュニケーションで補える部分は補うことも大切であり大前提ですが、
よりスムーズに作業を進行する為にあたって、重要なポイントですね。
Written by Baycross Marketing