ECサイトで売れるページを制作するにはどうしたらいいでしょうか?
最も重要なことの一つに、商品・サービスの説明する内容と順番を押さえておくことがあげられます。
これは実店舗においても全く同じことが言えますが、話し方の内容と順番を意識することは、ユーザーの購入率に直結していきます。
ECサイトの縦長な商品ページを制作する際には、どんな内容をどのような順番で説明しておくことがとても重要になってきます。
そこで役立つのがBEAFの法則です。
BEAFの法則とは
- Benefit(購入メリット)
- Evidence(論拠)
- Advantage(競合優位性)
- Feature(さまざまな特徴)
この頭文字を取って「BEAFの法則」と言います。B→E→A→Fの順番で商品説明の流れをつくり、商品ページの構成やストーリーを制作していく手法です。
ただし、良かれと思って情報を詰め込みすぎて冗長なページを制作してしまっては、売れるECサイトの商品ページから遠ざかってしまいます。
4つの段階について、具体的にどのような要素を入れて制作すればいいのかを説明していきます。
Benefit(購入するメリット)
Bの段階ではユーザーが商品やサービスを購入することで手に入るメリットが分かるようページを制作していきます。
ECサイトの商品ページは、ユーザーがアクセスしてから最初の3秒間が購入するかしないかの分かれ目です。
そのため商品画像やキャッチコピーを活用し、瞬間的に右脳に働きかけるような構成をつくる必要があります。
ユーザーの目を一瞬でひきつけ、限られた時間でユーザーが「まさに欲しかった商品だ!」と思えるページを制作しましょう。
Evidence(論拠)
Bで興味を持ったユーザーに対して「レビュー」や「ランキング受賞」といった情報をもとに、人気の商品・サービスであることが分かるページを制作します。
Bでは右脳に働きかけるよう瞬間的な分かりやすさを打ち出していましたが、Eの段階ではユーザーの左脳(理性)に対して働きかける必要があります。
そのためには実績、ユーザーからのレビュー、実店舗の評判、商品販売数、ランキング受賞実績などのデータを用い、論拠を示します。
Eは「安心してこの商品を購入できるだろうか」という、ユーザーの理性や疑問を先回りして解決しておく段階と言えるでしょう。
Authority(競合との優位性)
Eまで読み進めたユーザーには「いい商品である」ことは伝わったはずです。
ですが、ほとんどのユーザーはこれ以上に良い商品・サービスがないかと考えます。
(よし買おう!と思った後に、「調理器具 比較」「美容器具 ランキング」など検索をした経験はありませんか?)
Aは「差別化」を図る段階です。
競合他社との違いを記載し、類似商品・サービスよりも、自社商品の優位性・強みをアピールしましょう。
競合との差異がない場合は、「ポイント○○倍」や「同時購入で○○プレゼント」など、紹介する商品に対して特別感を出すことで、競合と差別化を図ることができます。
Feature(さまざま特徴)
B→E→Aと段階を踏んできたユーザーの心理は、いよいよ「購入したい」という状態です。
Fの段階ではそんなユーザーが安心感を持って購入ボタンを押せるようページを制作する必要があります。
サイズや材料、送料無料、賞味期限、無料解約期間の有無などの細かな情報を与えていきます。
ユーザーが考えうる不安要素をクリアにしてあげることで、購入への後押しをしましょう。
Fの段階ではとくに情報に漏れがないかどうかのチェックを徹底して行います。
まとめ
ECサイトにおいてページ制作にはBEAFの法則が有効的です。
縦長が特徴のECサイトの商品ページは、構成やストーリーをうまく組み立てないとユーザーはページから離脱していきます。
実際の店舗での買い物であれば、商品を手に取り、気になる点は店員さんにすぐに聞くことができますが、ECサイトではそれができません。
そのためにBEAFの法則を使い、ページの最後までユーザーに読ませて購入まで導く必要があります。
ぜひこの法則を活かして、売れるECサイトを制作していきましょう!
弊社ではBEAFの法則をはじめとしたさまざまな手法を用いて、ECサイト制作・運営をお手伝いしております。
売れるECサイト制作にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
Written by koyama