WordPressは世界中で広く利用されているコンテンツ管理システム(CMS)です。
その使いやすさや多機能性から、多くのWebサイトやECサイト、企業サイトで導入されています。
しかし、WordPressでWebサイト制作をする際には、いくつかのリスクやデメリットが存在します。

本記事では、WordPressの概要や人気の理由を説明しつつ、そのデメリットや対策について解説します。
また、リスクを最小限に抑えるための部分的な導入方法についてもご紹介します。

 

1.WordPressが選ばれている理由

ブログから始まり、今ではECサイトやコーポレートサイトなど、さまざまなWebサイトに導入されています。特別なプログラミング知識がなくても、簡単にデザインや機能を追加できるのが、多くの人に選ばれている理由の一つです。

サイトのデザインを自由に変更できる「テーマ」、SEO対策やセキュリティ向上など特定の機能を追加する「プラグイン」、複数人でのサイト管理を可能にする「ユーザー管理」システム、そして写真や動画などのメディアファイルを簡単にアップロード・管理できる「メディア管理」機能があります。

これらの機能により、ブログから大規模なECサイトまで、さまざまな用途に対応しています。また、WordPressは基本的に無料で使用でき、必要に応じて機能を追加することも可能です。

 

2.WordPress導入のデメリット

WordPressはその使いやすさと豊富な機能から多くのユーザーに愛用されていますが、その一方でいくつかのデメリットも存在します。

とくに大規模なサイトや高いカスタマイズ性を求めるWebサイト運営においては、セキュリティリスクやパフォーマンスの低下、メンテナンスの負担など、さまざまな問題が発生する可能性があります。

ここでは、WordPressの主なデメリットと対策について詳しく解説します。

セキュリティの問題

近年においてもいくつかのセキュリティ問題が報告されており、Webサイトが攻撃される可能性があります。
セキュリティ対策が不十分なサイトはハッキングやデータ漏洩のリスクが高まります。

カスタマイズの限界

WordPressは誰でも簡単に更新できるように思えますが、実際には細かい設定をするためには、プラグインだけでは足りず、別途システム開発が必要になることがあります。
WordPress内での開発は、独立したシステム開発に比べて費用がかかる上、アップデートによっては動作しなくなることもあり、結果的に高コストになることがあります。

パフォーマンスの問題

大量のプラグインをインストールすると、サイトの速度がかなり遅くなることがあります。
ページの読み込み時間が長くなると、ユーザーにとってストレスが増し、結果的にSEOにも悪影響を与えることになります。

メンテナンスの負担

WordPressは頻繁にアップデートが必要で、その都度メンテナンスが求められます。
テーマやプラグインの更新が頻繁に必要であり、これを怠るとセキュリティリスクが増すこととなります。
また、更新の際には互換性の問題が発生することもあり、Webサイトが正常に動作しなくなる可能性があります。

SEO対策

デフォルトのWordPressはSEOの面でいくつかの課題を抱えています。例えば、URL構造の最適化や画像の最適化などはプラグインを導入したり、手間がかかるものです。
SEO対策が不十分であると、検索エンジンの上位に入ることが難しくなります。

運用の難しさ

WordPressサイトの運用において、管理の不備が原因で問題が発生する可能性があります。
定期的なメンテナンスや更新を怠ると、いくつかの重要なプラグインやテーマが古いバージョンのまま放置され、セキュリティの問題を抱えた状態になることもあります。

この状態は攻撃者にとって格好のターゲットとなり、Webサイト運用に重大な問題を引き起こすことがあります。
管理の不備を防ぐためには、更新の通知を見逃さず、常に最新の状態を保つことが必要となりますが、結果的に高コストになることがあります。

 

3.WordPress導入のデメリットに対する対策

WordPressサイトのデメリットについて、対策方法をいくつかご紹介します。
ただしこれらの対策には専門的な知識が必要であり、WordPressの知見がない人が手を出すとリスクが伴います

また、実施には多くの工数がかかり、結果としてコストが高くなることもあるため注意が必要です。

プラグインの選定

信頼性のある開発者によって提供された、定期的に更新されているプラグインを選定します。

二段階認証の導入

WordPress用の二段階認証プラグインを導入し、管理者アカウントに適用することで、セキュリティレベルを向上させることができます。

セキュリティアップデート

WordPressのコア、テーマ、プラグインは常に最新の状態に保つことが重要です。自動更新を有効にするか、定期的に手動で更新を確認し、速やかにアップデートを実施します。

キャッシュプラグインの導入

キャッシュプラグインは、動的なコンテンツを静的なHTMLファイルとして保存し、次回のアクセス時により高速にページを表示します。

適切なサーバーを選択する

WordPressに適したサーバーを選ぶことで、高速で安定したパフォーマンスが期待できます。

 

4.WordPressの部分的な導入

基本的にはWordPressを全面的に導入するのではなく、お知らせなど随時更新が必要な部分だけを導入することをおすすめします。

部分的にWordPressを導入することで、セキュリティリスクの軽減やパフォーマンスを向上させるだけでなく、管理とメンテナンスも効率化できるため、運用コストを抑えることも可能となります。

お知らせ部分のみ

お知らせやニュースのセクションだけをWordPressで運用することで、その他の重要な部分に影響を与えることなく、WordPressを活用できます。

コラム記事のみ

コラムやブログ記事の部分だけをWordPressで管理することで、メインサイトとは独立した形でコンテンツの更新やSEO対策が可能になります。これにより、SEO効果を高めつつ、サイト全体のパフォーマンスやセキュリティリスクを最小限に抑えることができます。

 

まとめ:全面WordPress導入のリスクと対策の重要性

本記事ではWordPressの全面導入に伴うリスクとその対策について詳しく説明しました。WordPressは使いやすさと豊富な機能を持つ一方で、セキュリティの問題やカスタマイズの限界、パフォーマンスの低下、メンテナンスの負担、SEO対策の課題など、いくつかのデメリットがあります。

WordPressの全面導入を検討する際には、これらのリスクを十分に理解し、対策を講じることが重要です。適切な対策を取ることで、WordPressの利点を最大限に活かし、効果的なWebサイト運営を目指しましょう。

ベイクロスマーケティングではWordPress導入の可否についてのご相談や、Webサイト制作・ECサイト制作を承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

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