この記事を読まれている方の中には、現在店舗の運用を自身で行っている方やこれから始めたい方、自社での運用が難しくアウトソーソングを考えている方もいるのではないでしょうか?

 

今回は、楽天市場に出店をしている店舗が、運用を外部にアウトソーシングした際の「心構え」について、注目していきます。これからアウトソースを考えている方や、現在すでに行っているが委託会社を変更したいとお考えの方は参考にしてください。

 

楽天市場の運用の特徴とは

日本でよく使用されているインターネットショッピングサイトには楽天市場とYahoo!ショッピング、Amazonがあります。
Amazonは小売部門が自社で仕入・販売を行っていることもあり、お客様は「Amazonで商品を買った」という意識が強く、どの出品者から購入したかは意識されにくい傾向があります。

 

一方、楽天市場やYahoo!ショッピングで販売を行う場合は、お店ごとに特色を出した店舗ページづくりや、お客様対応・サービスが可能なため、「このお店は、良いお店だな」と覚えてもらい、店舗のファンを作っていける特徴があります。
そのため一度きりの購入ではなく、同じ店舗で継続的にリピーターとして購入してもらいやすい環境を作ることができます。

 

お客様に購入してもらうために、商品ページを活用して商品や自店舗の良さを伝えること、疑問点を取り除いていくことが楽天市場で店舗の運用を行い、売上を伸ばす際の重要なカギになってきます。

 

楽天市場で店舗の運用をアウトソーシングして売上を伸ばしていく

前述したような特徴を持つ楽天市場で店舗を運用し、売上を伸ばしていくためには販売促進施策、店舗の運用状況、広告の運用、SEO対策など考えなければならないことは多岐にわたります。
他にもバナー作成、メールマガジン作成、特集ページなどの作成など制作部分にも手を回さなければならないことも多くあります。

 

売上が伸びない、改善ポイントを知りたい、画像や導線を改善したいが手が回らない、商品ページの作りこみができない…
そんな悩みを解決するために得意分野をもったプロフェッショナルにアウトソーシングすることで商品開発など自社に必要なコア業務に注力することができるようになります。

 

アウトソーシングする際の会社選びのポイントについては、下記のコラムをご覧ください。

▼参考
楽天市場の運用代行における業務内容や会社選びのポイント

 

アウトソーシングを頼むときの心構え

楽天市場で店舗の運用をアウトソーシングするとそれぞれの得意分野を持つ運用代行会社、デザイン会社、マーケティング会社、広告代理店、SEO会社などといったプロフェッショナルが店舗の運用を対応します。
そのため店舗売上を向上させ、クオリティの高いデザインページの作成が可能になります。
店舗のアクセス数や購買層、リピーター・新規など、専門知識に基づいた各種分析を行うため、効果的なサイトの改善が行えます。

 

その一方で運用会社は店舗の売上を伸ばすために様々な対応に追われています。
売上を伸ばすために毎月提案に基づいて行う施策とは別の細かい要望を急に依頼してしまうと、もともとすべき改善施策の進行を妨げてしまう場合があるため「少し修正したい」「ちょっとデザインを変更したい」などの急な細かいデザインなどの修正は依頼している業務の中でどの優先順位か見極める必要があります。

 

自分の店舗のページのデザインが気になってしまい、ついつい細かい修正を何度も依頼してしまうことがあるかもしれませんが、依頼している項目の中で売上を伸ばすためには何を優先すべきかアウトソーシングしている運用会社と話し合いながら進めることが重要です。

依頼する場合も優先順位を伝えることでお互い認識を合わせながら制作を進めていくことができます。

売上を上げることを目的としたときに、今すべきことの中で何が一番重要なのか?を常に意識しましょう。

 

あなたのこだわりが売上に与える影響

制作を依頼していると自分がイメージしている完璧なものを求めてしまいたくなります。
そこで重要なのが制作に時間をかけている自分のこだわりが店舗の売上にどこまで影響を与えるかを考慮することです。
楽天市場で売上をつくるための公式はご存じでしょうか?

売上の方程式

売上=アクセス人数 × 転換率 × 客単価 × リピート率

 

自店舗の状況を「売上の方程式」に当てはめて、施策の優先順位を決めていきましょう。
例えば、『「画像の店舗ロゴの位置をもう少しずらしてほしい」「バナーの色合いを少し変えてほしい」などの依頼が売上方程式のアクセス数にどれほど影響するのだろう?』
というような観点でタスクの優先度を決めていくことが重要になります。

 

1.アクセス人数=店舗に訪れた人数

どんなにいい商品を販売していても、商品ページのコンテンツを増やしたり、情報を更新したりしても、ユーザーに見てもらえなければ、売上は上がりません。
まずは、ユーザーに店舗に来てもらうことが重要です。

 

▼アクセス人数を増やす施策
・広告の出稿し認知度の低い商品はユーザーに商品を知ってもらう。
・キーワード対策で楽天市場での検索結果の上位に商品を表示させる。
・サムネイル画像の改善し、ユーザーが商品を使用しているイメージをもつ画像に変更。

 

2.転換率=訪問者が商品を購入した割合

アクセスして、商品が購入されることで売上が上がります。
魅力的な商品に見えるように、商品ページの内容を見直しましょう。

 

▼転換率アップの施策
・写真やイラストを追加して商品情報の拡充し、商品の情報が直感的に分かりやすいページを作成。
・実際に購入いただいたユーザーのレビュー内容を記載し商品を初めて購入するユーザーへの安心材料を与える。
・期間限定のクーポンを配布し、ユーザーの購買意欲が上げる。

 

3.客単価=1回当たりのユーザーの購入金額

1人当たりの購入金額が高くなれば、売上も増加します。
商品ページに流入したユーザーに対して、関連商品を紹介することで購入につながりやすいです。

 

▼客単価アップの施策
・商品のレコメンド導線を追加し、関連商品のまとめ買いを訴求し、購入金額を上げる。
・セット購入で値引販売し、お得感を出して購買意欲と客単価アップを狙う。

 

4.リピート率=1回購入したユーザーが再度購入する割合

ユーザーが商品のファンになり、リピートして購入していただくことで継続的に売上が上がります。

 

▼リピート率アップの施策
・次回ご利用時に使用可能なクーポンを配布し、再購入を促す。
・メルマガ限定クーポンを発行し、過去にご購入いただいたユーザーとの接触のきっかけを狙う。

 

 施策の実行と分析を繰り返す中で正解を作り上げていこう

楽天市場で店舗の運用を行っていく中で様々な施策を試していく必要があります。
計画し実行したあとは成功しても失敗しても必ず評価・分析を行います。

 

成功も失敗も踏まえて、何度も改善と評価を繰り返すことで改善してくことがオススメです。
楽天市場のユーザーの反応を見ながらどの施策の反響が良かったのか知るためにも様々な施策を打つ必要があります。

そのため時間をかけるべきところ、ユーザーの反応を見ながら改善すべきところの判断を持ちながらスムーズに制作を進めていきましょう。

 

まとめ

アウトソーシングしている運用会社は自分たちの店舗の売上を伸ばしていくためのパートナーです。
良好な関係でサイト運用していくためにも、密なコミュニケーションを取っていきましょう。

運用会社はいっぱいありますが大事なのは分析・提案をしてくれる・しっかりサポートしてくれる企業を選ぶことです。
パートナーといえるアウトソーシング業者を見つけることができれば、あなたの店舗の運用の大きな力となるでしょう。

 

ベイクロスマーケティングでは、コーポレートサイトの運用、ECサイトの運用など幅広くサポートをしております。何かお困りごとがありましたら、ぜひご相談ください。

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