Webサイトを運営するうえで必ず必要になるのが、サイトリニューアルです。

  • デザインが古く感じる
  • 新商品を中心にした構成に変更したい
  • 思うように売り上げが上がらないためデザインを変更したい


などリニューアルの理由は様々ですが、「なんとなく」や「とりあえず」といった理由で無計画に進めてしまうと、かえってユーザビリティが悪くなってしまう危険性もあります。

そこで今回は、Webサイトリニューアルを成功させるために欠かせない「事前準備」のポイントをご説明します。

 

1.リニューアルの目的を明確にする

Webサイトリニューアルにあたり最も重要なのが、「目的を明確にすること」です。

現在のWebサイトがどのような問題を抱えていて解決するためにはどのようなリニューアルが必要なのか、場合によっては本当にリニューアルが必要かどうかを検討します。

例)デザインや機能性が古い

Webデザインには流行り廃りがあり、トレンドから大きく外れたページは古臭い印象を与えてしまいます。

また、JavaScriptやCSSなど技術面での進歩も目覚ましく、Webならではの表現方法もどんどん変化しています。
ユーザビリティの向上には、これらの技術が欠かせません。

デバイスやブラウザ、さらにバージョンによっても見え方は異なるため、最新の情報に合わせてWebサイトも変更していく必要があります。
リリースから数年経過している場合は、デザイン面だけでなく、機能面のリニューアルも検討した方がいいかもしれません。

 

例)ページ数の増加に伴い構成が複雑になっている

ページ数が増加するのに伴い、サイト内の構成は複雑になってきます。
導線をしっかり整理しておかないと、ユーザーが目的のページに辿り着けなくなってしまいます。

グローバルナビやサイドメニュー、ハンバーガーメニューの整理だけでなく、Webサイト全体の構成を見直すことも大切です。
サイト内でのユーザーの動きを分析し、ユーザーを迷わせない造りにする必要があります。

例)お問い合わせ・購入等のボタンが分かりづらい

お問い合わせや購入などのコンバージョン数(率)は、ボタンのデザインや配置を変えるだけでも改善する可能性があります。

また、ページ間の導線を上手く設けることで、クロスセルやアップセルなども期待できます。
ヒートマップ分析などにより、ユーザーの動向をしっかり把握することがカギとなります。

2.事前にペルソナを設定する

Webサイト立ち上げやリニューアルに役立つのがペルソナの存在です。

ペルソナとは“商品やサービスのターゲットとなる象徴的なユーザー像”のことです。
ペルソナ設定では、年齢・性別・ライフスタイルなど具体的な人物像を設定します。

ペルソナを明確に設定しておくと、「この人物だったらこのように考えてこのように行動するだろう」という仮説を立てやすく、デザイン・UIともにリニューアルの方向性が見出しやすくなります。
また、チーム全員のイメージを統一しやすいというメリットもあります。

デザインやUIを決める前に、まずはペルソナを設定し、チーム全体で共有しておくことが大切です。

3.ゴールを明確にする

Webサイトリニューアルは問題解決のための手段なので、何をもって成功とするのか、必ずゴールを設けておきましょう。

また、KPIを設けて変化を見ていくことも重要です。
GoogleAnalyticsなどの計測ツールも確認しながら、リニューアル前後で何がどう変化したのかを明確にしましょう。

まとめ

リニューアルといっても、対象のWebサイトにより内容や規模は大きく異なります。

全面リニューアル/一部だけのリニューアル、デザインだけの変更・機能面の追加・導線の見直しなど、自社のWebサイトに合った改修を行うことが効果を最大化するポイントです。

より効果的なリニューアルを行うために、まずは現状のWebサイトを分析することから始めましょう。

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