Google検索アルゴリズムの中で、非常に有名なアップデートが「パンダアップデート」と「ペンギンアップデート」です。

名前だけ聞くと馴染みやすい雰囲気ですが、実はどちらとも、検索順位が大きく変動するほどの影響力をもっています。
今回は、SEO対策のカギを握る2つの「Googleアップデート」についてご紹介します。

パンダアップデートとは

パンダアップデートは、“コンテンツの質を評価する”アルゴリズム更新です。
質の低いページの掲載順位を下げ、良質なページの掲載順位を上げることを狙ってリリースされました。

2011年2月から導入され、初めは検索結果に11.8%もの影響を及ぼしたといわれています。

「パンダ」という名前の由来は?

動物のパンダからではなく、開発担当者のNavneet Panda氏の名前から付けられました。

パンダアップデートが評価するページ

パンダアップデートは、サイト内のコンテンツの質を評価するものです。
つまりSEO内部施策ができていない下記のようなページは、「ユーザーにとって価値がない」と見なされ、評価を下げられてしまいます。

  • 他のサイトのコンテンツをコピーしたサイト
  • 独自のコンテンツがない(または少ない)サイト
  • 自動的に生成されたページを多く含むサイト
  • 利便性の低いサイト(レイアウトが分かりづらいなど)
  • アフィリエイトサイトなどの内容がないサイト


反対に、オリジナルコンテンツを多く提供するサイトは評価が高くなり、掲載順位向上につながる可能性があります。
つまり、良質なコンテンツを作成していれば、パンダアップデートを味方につけることができるということです。

ペンギンアップデートとは

ペンギンアップデートは、“スパムサイトを取り締まる”ためのアルゴリズム更新です。
低品質なページへの発リンク/被リンクや、隠しテキストの埋め込みなど、Googleの「品質に関するガイドライン」に違反するサイトの評価を下げるものです。

2012年4月から導入され、初めのアップデートでは検索結果の3.1~5%ほどに影響を及ぼしたとされています。

「ペンギン」という名前の由来は?

ペンギンアップデートより先にリリースされたパンダアップデートは、開発者の名前から「Panda」と名付けられました。
ここから動物のパンダを連想し、同じ白と黒の動物「ペンギン」という名前になったと言われています。

ペンギンアップデートが評価するページ

サイト内コンテンツの質を評価するパンダに対し、ペンギンアップデートでは「低品質/悪質なサイトの評価を下げる」ことを目的としています。
下記のような要素は、ペンギンアップデートで低評価を受ける可能性があります。

  • 低品質なサイトへの発リンク/被リンク
  • クローキング
  • 隠しテキストや隠しリンクの設定
  • 不正なリダイレクト
  • 関係ないキーワードの埋め込み
  • リッチ スニペット マークアップの悪用

掲載順位の向上には、ユーザーに有益なサイトを作ることが大切

パンダアップデート・ペンギンアップデートは掲載順位に大きく影響しますが、日頃からユーザーに有益なサイトを制作・運営していれば、掲載順位向上のための追い風となります。
ホワイトハットSEOにより、Webサイトの掲載順位の向上を目指しましょう。
 
 

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