東洋佐々木ガラス株式会社様
お客様インタビュー

東洋佐々木ガラス株式会社様
（国産ガラス食器メーカー）

営業本部・東日本市販営業部市販2課
根岸正奈様

楽天市場

1902年創業の佐々木硝子と東洋ガラスのハウスウエア部門が2002年に統合して誕生した、業務用・家庭用ガラス食器を主力とする総合ガラス製品メーカーです。千葉県八千代市に本社を置き、美しいデザインと高い品質を両立させた製品を提供しています。

楽天市場などのオンラインショップを担当している根岸様に、ベイクロスマーケティングの運用代行のサービスで感じている効果についてお話を伺いました。

運用代行サービス導入前の“課題”

営業部門が兼務しており、楽天運用の方針や体制が不明確だった
担当者が一人で、施策の実行や改善に限界があった
組織体制の変化により、オンライン運営が十分に確立できていなかった
売上拡大を目指す中で、社内リソース不足から外部委託が必要となった

2022年3月〜
楽天市場店の運用代行サービスをベイクロスに依頼

運用代行サービス導入後の“効果”

運用代行開始1年で

楽天市場：売上 230%／

さらに

年間通算売上 200%

広告運用の見直しにより、費用対効果が改善
楽天イベント参加の幅が広がり、売上のベースが向上
商品ページ改修が進み、これまで売れていなかった商品にも注文が発生
売上の安定化・底上げを実感
運用の優先順位が明確になり、施策の実行スピードが向上
EC運営の負担が軽減され、社内リソースの最適化につながった
楽天運営に対する方向性が明確になった

この会社となら、安心してEC運営を進められると感じた

ーー運用代行サービスを利用したきっかけを教えてください。

根岸様

最終的にベイクロスさんにお願いしようと思ったのは、「この会社なら安心して任せられそうだな」と感じられたことが大きかったです。
最初のご提案の段階から、自社サービスを一方的に説明するのではなく、こちらの状況や悩みにしっかり耳を傾けてくれて、「どうすれば一緒に良くしていけるか」というスタンスで話を進めてくれたことが印象に残っています。

私たちとしては、メーカーとしてEC運営をすべて丸投げするのではなく、自社の方針や考えも大切にしながら進めたいという想いがあったので、「全部任せてください」ではなく、「できない部分をサポートします」という姿勢が非常にしっくりきました。

また、画像編集などの実務も含めて柔軟に対応してもらえることや、費用面でも現実的な範囲で提案いただけたことで、「ここなら長く一緒にやっていけそうだ」と感じ、安心してお任せすることができました。

運用の見直しで、売上も手応えも着実に実感

ーー弊社のサービスを利用してから、どのような改善が見られましたか？

根岸様

運用代行をお願いしてから、さまざまな面で変化を実感しています。
まず大きかったのは広告運用の見直しです。以前はすべての商品に広告費をかけていましたが、ベイクロスさんからの提案で「本当に必要な商品に絞って投下する」形に切り替えたことで、無駄が減り、広告の効率が良くなったと感じています。

楽天イベントへの参加スタンスも大きく変わりました。これまではスーパーセール中心でしたが、お買い物マラソンや0と5の付く日などにも積極的に参加するようになり、その結果、売上が一時的なものではなく、全体として底上げされてきた実感があります。

また、商品点数が多いため、以前は一人ではページの改修まで手が回らない状況でしたが、優先順位をつけて順番に改善してもらったことで、これまであまり動いていなかった商品にも注文が入るようになってきました。「ちゃんと見てもらえている」という安心感もあります。

売上に関しては、全体のベースが確実に上がってきていると感じています。現在はB2CとB2Bの売上がだいたい半々くらいですが、B2Bのお客様の中でも、個人経営のバーやレストランなど、直接購入されるケースが増えていて、B2C的な広がりも出てきている印象です。

全体として、運営の方向性が整理され、売上だけでなく「どう育てていくか」が見えるようになってきたことが、いちばんの成果だと感じています。

長く選ばれ続ける店舗づくりへ

ーー今後のEC運営における目標やビジョンを教えてください。

根岸様

今後の目標としては、まず下期（10月〜3月）の売上計画を確実に達成することを第一に考えています。特に12月と3月に設定している売上目標は、今後のEC運営の方向性を占う大きな指標になると捉えており、楽天での売上をさらに伸ばしながら、安定的な成長基盤を築いていきたいと考えています。

そのうえでのビジョンとして、ネット販売を一過性の売上チャネルではなく、会社全体の成長を支える“軸”として確立していくことです。楽天を中心に成果を積み重ねながら、将来的には、現在運営している公式オンラインショップでも売上を伸ばしていき、楽天とあわせて安定したEC基盤をつくっていきたいと考えています。

単に売上を伸ばすだけでなく、自社商品の魅力や価値がきちんと伝わり、「この店舗だから買いたい」と選ばれ続ける存在になることも大切にしていきたいポイントです。そのためにも、継続的に改善と挑戦を重ねながら、お客様との接点を広げ、長く信頼されるEC運営を目指していきたいと考えています。

これからも、頼れるパートナーとして寄り添い続けてほしい

ーー今後、弊社に期待することを教えてください。

根岸様

ベイクロスさんには、これまで通り柔軟に寄り添っていただける体制を今後も継続してもらえたらと思っています。私たちとしては、値引きに頼った施策が難しい背景があるため、価格以外の切り口で売上を伸ばしていけるようなアイデアや情報提供を、引き続き積極的に提案していただけると心強いです。

また、楽天だけでなく公式オンラインショップの強化も視野に入れていく中で、それぞれのチャネルに合った運用の方向性や施策のアドバイスをもらいながら、伴走してもらえる存在であり続けてほしいと感じています。

インタビュー後記

hiraga

今回のインタビューでは、東洋佐々木ガラス様の運用代行サービス導入前のリアルな課題から、現在に至るまでの変化、そしてこれからの展望まで、率直なお話を伺うことができました。

特に印象的だったのは、「売上を伸ばしたい」という数字だけでなく、「商品をもっと多くのお客様に届けたい」という想いが、終始一貫して感じられた点です。一人運用の限界や体制面の課題を乗り越えながら、少しずつ土台を固め、確実に成果へとつなげてこられたプロセスは、まさにEC運営の理想的な成長ストーリーだと感じました。

また、値引きに頼らず商品の価値で勝負していきたいという姿勢や、楽天だけでなく公式オンラインショップの強化も見据えたバランスの取れたビジョンからは、「売る」だけでなく「育てる」ECを目指していることが伝わってきました。

また、ベイクロスとしても、この歩みの一端を担わせていただけていることを大変嬉しく思います。これからも東洋佐々木ガラス様の想いに寄り添いながら全力でサポートし、成功を支えてまいります。

（インタビュー実施日：2025年10月29日）