みなさんは、クロスデバイス分析にどれほど力を入れているでしょうか?

マルチデバイス化が進んでいる昨今、「スマホで買い物かごに入れておいてPCで決済する」というユーザーが数年前から増えており、ECサイトを運用するうえで重視すべきポイントとなってきました。
通勤時間にスマホで商品を探して、面倒な決済手続きはPCで完了させる方も多いのではないでしょうか?

一方で、GoogleやYahoo!のリスティング広告では、デフォルトがラストクリックのアトリビューションモデルとなっていますので、購入に至る直前のクリックがCVとして計測されます。
※Google広告ではアトリビューションモデルの変更ができますが、クライアントへの説明が複雑になる、管理ツールとの連携ができない、など様々な弊害もあり、導入できていない方も多いと思います。

つまり、「スマホで買い物かごに入れておいてPCで決済する」というユーザーの行動を意識せずに管理画面上のデータだけを見ていると、「PC側の獲得効率が良いからPCに注力しよう」と誤った判断をしてしまう可能性があるのです。
このような判断ミスを防ぐためにも、クロスデバイス分析が重要になってきます。

GoogleAnalyticsでは、これまでもクロスデバイスに対応していましたが、より精度が高い「GoogleSignals」という機能が先日リリースされました。
まだベータ版ですが、得られる情報が増えるというメリットしかない機能ですので、是非導入してみてください。

 

GoogleSignalsでできること

Googleのログインデータを使って、デバイスをまたいだユーザー行動をより的確に把握できるようになりました。

ユーザーが最初のクリックをした後に、どのデバイスを使用してサイトに訪問したかがわかります。

 

(1)デバイスの重なり

ユーザー、セッション、コンバージョンにおいて、使用デバイスの傾向を確認できます。

・PCのみを使用しているユーザー
・モバイルのみを使用しているユーザー
・タブレットのみを使用しているユーザー
・PC+モバイルを使用しているユーザー
・PC+タブレットを使用しているユーザー

など、複数デバイスを使用しているユーザーの傾向が把握できます。

 

(2)デバイスの経路

コンバージョンのデバイスの経路を確認できます。

下図の例の場合、上から
・モバイルのみを使用して購入
・PCのみを使用して購入
・タブレットのみを使用して購入
・モバイルを使用した後、PCで再訪して購入
となります。

加えて、下記データを指標にデータを取得することができます。
・参照元
・メディア
・デフォルトチャネルグループ
・キャンペーン
・OS

 

(3)新規ユーザーのデバイス

チャンネル別、時間別チャネル別の新規ユーザーのデバイスを確認できます。
下図の例はデバイスのみの表記となっていますが、デバイスとチャネルを掛け合わせた分析もできるので、ユーザーとの最初の接点を把握することができます。

Google広告でラストクリックのアトリビューションを採用していた場合、ユーザーとの接点を確認することができませんでした。
が、GoogleSignalsを使用することによってユーザーの接点を確認できるので、分析の幅が広がります。
チャネル以外にも、参照元/メディア、キャンペーン、との掛け合わせでデータ分析ができるので、「キャンペーン」パラメタをうまく活用してクリエイティブ別の分析も行っていきたいところです。

 

GoogleSignalsの導入方法

GoogleAnalyticsにログインすると、ページ上部にGoogleSignalsの案内が表示されます。
あとはこれに従って、ボタンをクリックし、有効化するだけです。

※2018/7/30 順次適用中とのことで、ページ上部に表示されないアカウントは導入できません。適用されるまでお待ちください。

なお、これまでもGoogleAnalyticsやGoogle広告を利用しており、プライバシーポリシーに必要な情報を記載しているサイトであれば、GoogleSignals導入によるサイト側のプライバシーポリシー等の変更は必要ありません。

 

GoogleSignalsの活用法

これまでのGoogle広告の管理画面などでは、「クロスデバイスのコンバージョン」という項目はありましたが、分析ができるようなデータではありませんでした。
GoogleSignalsの導入に伴い、最初の接点となるデバイス、コンバージョンに至るデバイス、その中間経路や、チャネルごとのこれらのデータを分析することで、より根拠のあるプロモーションプランを立てられるようになると思います。
※有料の分析ツールを導入している場合を除く。

精度の高い仮説と、それを検証するための十分なデータが得られることで、結果に結びつくスピードも早くなることでしょう。

GooeleSignalsは私もまだ設定をしたばかりなので、まだ具体的な活用法までは言及できないのですが、今後のデータ分析を楽しみにしています。

また、当社担当クライアントへの月次レポートでは、分析するデータが溜まり次第、順次、毎月の報告内容に加えていきたいと思います。

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